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熱源(川越宗一 著)
日本人なら読んでおきたい
「熱源」は、第162回直木賞を受賞した作品で、樺太(サハリン)出身のアイヌとポーランド人が主人公となる壮大な物語です 。
この本には、アイヌの文化や樺太の風土が生き生きと描かれていて、まるでその場にいるような感覚になります 。
また、登場人物たちが互いに影響しあって成長していく様子も感動的です。
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差別の時代
この本のテーマは、「差別」と「アイデンティティ」だと思います。
主人公たちは日本やロシアという二つの帝国に挟まれて自分らしく生きることが難しい時代に生まれました 。生きていくのに露骨に「差別」というものがつきまとう重い時代です。
そんな背景にありながらも、彼らは文明や国家や民族という枠組みに縛られずに自分自身を見つめ直しました。
そしてついに、自分が守り継ぎたいものや信じるものを見つけ出しました・・。
「熱」を持って生きよう!
現代社会では大規模な差別は少なくなったかもしれませんが、それでも存在しています 。
私たちはどうすれば差別や偏見に対抗できるのでしょうか?
私たちはどうすれば自分らしく生きることができるのでしょうか?
この本はそんな問いかけをしてくれます。
そして、答えではなくてもヒントを与えてくれます。
それは、「熱」だと思います。
登場人物たちが持っている「熱」です。
彼らは自分の信念や情熱や愛情を持って行動します。
彼らは困難や苦しみに負けずに前進します。
彼らは仲間や家族や故郷への想いを胸に抱きます。
私もそんな「熱」を持ちたいと思います。
そして、「熱」を持って今を生きたいと思います。
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