本の事
本が好き
小さいころから本が好きでした。父親はとにかくアウトドア派で、幼稚園時代からやたらと外に連れ出して、山や川で遊ばせながら動物の事、植物の事、釣りの事などを教えてくれました。母親はインドア派で、よく本を読んでくれました。
好きだったのは冒険もののお話でした。自分でも字を覚え次第、すすんで本を読みました。
本を読む習慣のきっかけを作ってくれたのは母親で、本のジャンルを絞ってくれたのは父親だったと思います。幼少期に一番好きだった本は「山川惣治さん作・画」の集英社発行「少年王者」です。(山川惣治 – Wikipedia)1945年から作成した紙芝居がもとだったとのことで、自分が読んだのは復刻版として改訂出版された3冊の絵物語でした。
この3冊を夢中になって何十回も読み返していたのを覚えています。山川惣治さんは、この少年王者のヒットを受けて、絵物語の礎を築くとともに、かの集英社もこの本のヒットから大出版社の基礎を作ったそうです。上記のWikipediaで知ったのですが・・。
小学生時代はルパンにホームズ、少年探偵団
小学校になると図書館があります。幼稚園でもあったのですが、図書館というよりは絵本館という感じだったので、小学校の図書館が楽しみで仕方ありませんでした。まず夢中になっていったのは江戸川乱歩さんの少年探偵団シリーズです。
少年探偵団、名探偵明智小五郎、怪人二十面相の不気味さなどにハラハラしながら楽しく読みました。(少年探偵団 – Wikipedia)ほかにもアーサー・コナン・ドイルさんのシャーロック・ホームズシリーズ。これも必ず図書館に揃っていますね。(シャーロック・ホームズシリーズ – Wikipedia)頼りなさそうな助手ワトソン君のドタバタぶりも楽しみにしていました。
確かルパンとのコラボ作品もありましたね。モーリス・ルブランさんの怪盗ルパンシリーズも大好きでした。(アルセーヌ・ルパン – Wikipedia)たぶん、小学校時代にこの3種の作品群をループして2~3回は読み直していたと思います。
高学年の頃は、世界の名作と呼ばれる文学小説を読んでいました。「白鯨」や「レ・ミゼラブル」「老人と海」「車輪の下」「そして誰もいなくなった」「オリエント急行の殺人」などなどです。ジャンルは問わずに図書館のコーナーにあった本を借りて読んでいたと思います。
残念ながら、日本文学の本は別のコーナーだったからか、読んでいませんでした。
中高生の時代はハードボイルド
大人の男に憧れて、この時期はハードボイルドに走ります。海外小説ではレイモンド・チャンドラーさん、(ハードボイルド – Wikipedia)ロス・マクドナルドさんを中心に。日本小説では大藪春彦さんと北方謙三さん。それぞれシリーズがあったので印象に残るかっこいいセリフや言い回しを探しながら読んでいました。この頃になると、図書館ではなくて街の本屋さんに行くのが習慣になっていました。
長編大作も読みます!
その後は様々なジャンルの小説を主に文庫本で購入し読んでいます。一番の大作は、故栗本薫さんの「グイン・サーガ」です。(グイン・サーガ – Wikipedia)ヒロイックファンタジー小説で、本作は文庫本で130巻(完結していません)、外伝が23巻というところで栗本さんが逝去されてしまいました。
この物語の続きは、宵野ゆめさん、五代ゆうさんが引き続き紡いでくれています。最近は五代ゆうさんが連続で書いてくれていますね。最近読んでいる作家さんは柴田哲孝さん、熊谷達也さん、月村了衛さん、笹本稜平さん、和田竜さん、長谷川卓さん、司馬遼太郎さん、新田次郎さんなどが多いです。自然、冒険、時代小説に偏っていますが・・。近いうちにいくつか勝手に解説していきます。